クルド族



クルド人によって織るキリムは住む地域でそれぞれ特徴がある。
セネは現在サナンダジと呼ばれている場所で、絨毯の影響を受けクルド人の絨毯の中でも評価が高い。花や植物のデザインが多く、赤・青・白の色合いが多い。平織りでも特に織りが細かい。
絨毯で有名なビジャーは、イラン北西部にある町でこの周辺にある40程の村がキリムの産地になっており、青・赤紫・茶などの色合いが多く、赤が効果的に使われる。
アゼルバイジャン州南東のミヤネに住んでいるクルド人の織るキリムは、平織りでデザインはビジャーに似ているが、織りはさほど細かい物ではない。