有名産地・部族

 ペルシャキリムは産地だけでなく、部族によって違いが見分けられるため、多くのキリムが部族・遊牧民の名で呼ばれています。長い歴史の中で住む場所が違っても、同じ部族であれば、多くの共通点があります。これはペルシャキリムが他国のキリムと比べて商業化されていないため、各部族や産地の特徴が失われずに織られているからということでしょう。

 ワールド・ワイド・アーリヤのコレクションでは、そんな優れたペルシャキリムの中から、ビンテージ品や他に類を見ない貴重な品を寄り集め、あなたにぴったりの一枚をご用意しております。

(カズビン・ザランド地方)
テヘランの西カズビン・ザランドに住む部族で、細長い平織りのキリムを作る。色合いは青・ベージュ・茶が多い。

(アルダビル)
この地域に住むシャーサバン族のキリムは、馬・鹿・鳥といった動物のデザインを入れたソマック織りが有名。シルク製のキリムも僅かに生産される。

(アゼルバイジャン地方)
この部族は他の地域にも分布しているが、キリムに関して言えばイラン北西にあるアゼルバイジャン州ダシテモガンに住み生産している物が有名。赤・青の色合いが多く、織りの細かい良質な物として有名。デザインには花・魚文などの細かい文様が多いのが特徴。

(ケルマン地方)

ソマック織りのキリムを作る。特にシールジャン地方で織られる物は、ペルシャキリムの中でも最高級の繊細さと豊かな色合いを特徴とし、コレクターズアイテムにもなっている。

 クルド人によって織るキリムは住む地域でそれぞれ特徴がある。
 セネは現在サナンダジと呼ばれている場所で、絨毯の影響を受けクルド人の絨毯の中でも評価が高い。花や植物のデザインが多く、赤・青・白の色合いが多い。平織りでも特に織りが細かい。
 絨毯で有名なビジャーは、イラン北西部にある町でこの周辺にある40程の村がキリムの産地になっており、青・赤紫・茶などの色合いが多く、赤が効果的に使われる。
アゼルバイジャン州南東のミヤネに住んでいるクルド人の織るキリムは、平織りでデザインはビジャーに似ているが、織りはさほど細かい物ではない。

ホラサン北方またはマザンダラン東部に住む部族。精巧な技術を持ち、敷物の他にテント・バッグ・垂幕など生活に密着したものが多い。

イスファハンの南方、特にザクロス山脈の東側に広がる高原地域に定住している部族。  強くて、丈夫で、重いキリムを作る。黄・青・赤・橙など、鮮やかな明るい色合いが特徴。

ザクロス山脈を遊牧し、伝統を重んじる部族として知られている。キリムは丸・三角形・菱形などのデザインが多く、色合いは赤・青の明るい色が多い。平織りでリバーシブルのキリムが大半だが、ギャッべ生産でも有名で人間・風景・テントなどのデザインが多い。

ホラサンの南方、イランの南東部に住む部族。キリムとソマックの手法を併用したものもある。赤・茶・黒・深みのある青といった色合いが多く、全体的にも重厚な印象である。

シャサバーン族

(カズビン・ザランド地方)
テヘランの西カズビン・ザランドに住む部族で、細長い平織りのキリムを作る。色合いは青・ベージュ・茶が多い。

(アルダビル)
この地域に住むシャーサバン族のキリムは、馬・鹿・鳥といった動物のデザインを入れたソマック織りが有名。シルク製のキリムも僅かに生産される。

アフシャール族

(アゼルバイジャン地方)
この部族は他の地域にも分布しているが、キリムに関して言えばイラン北西にあるアゼルバイジャン州ダシテモガンに住み生産している物が有名。赤・青の色合いが多く、織りの細かい良質な物として有名。デザインには花・魚文などの細かい文様が多いのが特徴。

(ケルマン地方)

ソマック織りのキリムを作る。特にシールジャン地方で織られる物は、ペルシャキリムの中でも最高級の繊細さと豊かな色合いを特徴とし、コレクターズアイテムにもなっている。

クルド族

 クルド人によって織るキリムは住む地域でそれぞれ特徴がある。
 セネは現在サナンダジと呼ばれている場所で、絨毯の影響を受けクルド人の絨毯の中でも評価が高い。花や植物のデザインが多く、赤・青・白の色合いが多い。平織りでも特に織りが細かい。
 絨毯で有名なビジャーは、イラン北西部にある町でこの周辺にある40程の村がキリムの産地になっており、青・赤紫・茶などの色合いが多く、赤が効果的に使われる。
アゼルバイジャン州南東のミヤネに住んでいるクルド人の織るキリムは、平織りでデザインはビジャーに似ているが、織りはさほど細かい物ではない。

トルクメン族

ホラサン北方またはマザンダラン東部に住む部族。精巧な技術を持ち、敷物の他にテント・バッグ・垂幕など生活に密着したものが多い。

バクティアリ族

イスファハンの南方、特にザクロス山脈の東側に広がる高原地域に定住している部族。
強くて、丈夫で、重いキリムを作る。黄・青・赤・橙など、鮮やかな明るい色合いが特徴。

カシュガイ族

ザクロス山脈を遊牧し、伝統を重んじる部族として知られている。キリムは丸・三角形・菱形などのデザインが多く、色合いは赤・青の明るい色が多い。平織りでリバーシブルのキリムが大半だが、ギャッべ生産でも有名で人間・風景・テントなどのデザインが多い。

バルーチ族

ホラサンの南方、イランの南東部に住む部族。キリムとソマックの手法を併用したものもある。赤・茶・黒・深みのある青といった色合いが多く、全体的にも重厚な印象である。

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