ミナカリ

ミナカリ

 イラン(ペルシャ)の数ある美術工芸品の中でも、国民が最も誇りを持っているのがこのミナカリです。その歴史は古く、紀元前1500年頃に始まり、由緒ある作品は、ロンドンのビクトリア・アルバート、ロシアのエルミタージュ、アメリカはペンシルバニア州フィラデルフィア美術館、台湾といった様々な美術館に展示されています。
 空の青、モクスのドームの色ペルシャンブルーをベースに、その壁などに描かれている模様を一品ずつ丁寧に絵付けしているのが特徴です。
 ミナカリは、銅で皿や花瓶を作りホウロウを引いて焼き上げます。まず、釉薬かけて700度の釜で焼き、もう一度異なる釉薬をかけて焼いた後、特別な絵の具を用い熟練した先生が絵付けをして焼くと、作品の完成になります。
 イランの古都、イスファハンはミナカリの有名な地域でとりわけミナカリ造り45年のアミーニ先生の作品は特にお薦めしたい重厚な逸品です。イランにおいて高級品であり、記念日や贈答用として伝統あるミナカリをより多くの方々にご愛用して頂きたいと私たちは考えております。

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