ギャッベとは

イラン、ザクロス山脈を遊牧しているカシュガイ族が手織りする、草木染の羊毛を使った毛足の長い生活に根付いたカーペットです。 大きさは、40cm角ぐらいの個人用、150cmx100cmの少し大きめ、そして絨毯のような大型もあります。
厚みは15mmぐらいから25mmを越えるものもあり、ずっしりと重いのも特徴の一つです。
昼夜の寒暖差の激しい気候から生み出されたギャッベは、冬は暖かく夏はさらっとしているので一年を通じてお使いいただけます。

文様に特徴があり、人や動物などのワンポイントが織り込まれているデザインが多く、左右対称でなかったり模様がずれていたり、ざっくりとした編みでその素朴感に味があります。


他国製の安価なものも出回っていますが、本物のギャッベはウールの質が違います。 ペルシャバリアントと呼ばれる羊毛はとても柔らかく、品質耐久性が優れています。

当社の在庫はこちら。 


クリーニング・メンテナンスについて

ギャッベは、靴を履いたままで、家の中ですごす欧米式生活様式にも耐えられる作りで、羊毛を原料にしている事から汚れに強く、玄関で履物を脱いで生活するような日本の生活様式ですと、想像するほど、痛んだり汚れたりはしないものです。ただ、日頃からのお手入れによって、何代にも受け継ぐことができるほど長持ちします。ギャッベのクリーニング・メンテナンスについて、詳しくはこちら

染色

染色作業は、「この色が無ければこのデザインもない」と言われる程、極めて重要です。染色の技法は、責任者が所有し、厳重に保管され、世代から世代へと受け継ぐ門外不出の家宝の様なものなのです。色に色を、調合に調合を重ね、幅広い色彩を生んで来ました。
使われる天然染料の材料は、植物の根・花・葉・果実・樹皮、鉱物、動物等です。人工染料に比べ天然染料は、均一に着色するのに優れ、変色しません。
天然染料のについて詳しくはこちら。 

デザイン

ギャッベにあるデザインはキリム同様、自然の恩恵を受けている遊牧民の歴史から、身近にある自然や動物などがデザインの元になっています。写実的に作られているものもありますが、幾何学的に抽象化された文様が大半です。
それぞれ隠された意味があり、織り手である女性の恋愛、結婚、出産から家族の安泰、幸福への願いなど数多くあります。
その形から見て、隠された意味を探ってみましょう。詳しくはこちら

メンテナンス

ギャッベは、靴を履いたままで、家の中ですごす欧米式生活様式にも耐えられる作りですが、玄関で履物を脱いで生活するような日本の生活様式ですと、想像するほど、痛んだり汚れたりはしないものです。ただ、日頃からのお手入れによって、何代にも受け継ぐことができるほど長持ちします。クリーニング・メンテナンスについて、詳しくはこちら