ペルシャ絨毯のメンテナンス

ペルシャ絨毯・キリムは、靴を履いたままで、家の中ですごす欧米式生活様式にも耐えられる作りですが、玄関で履物を脱いで生活するような日本の生活様式ですと、想像するほど、痛んだり汚れたりはしないものです。ただ、日頃からのお手入れによって、何代にも受け継ぐことができるほど長持ちします。
 ここでは、ペルシャ絨毯・キリムのクリーニング・メンテナンスについて、ご紹介いたします。


なお、弊社ではペルシャ絨毯・キリムに合う自然の洗剤、井戸水などを使用し、独自のクリーニング方法をとっていますので、お気軽にご相談ください。

日頃のお手入れ

ペルシャ絨毯・キリムには、掃除機を毛並み方向にそってかけて頂ければ、ほとんどの埃・ゴミは取れますが、時々、裏干して軽くはたかれることをお勧めいたします。液状の汚れは乾いた布・ティッシュペーパーなどで充分、水分を取り除き、市販の洗剤は使わず、冷たい水で固く絞った布などで叩くように拭けば、汚れがかなり取れます。ただ、シルク素材はデリケートですので、できる限り、水に濡れないような注意が必要です。

保管

保管する場合は、一度、クリーニングに出した方が良いでしょう。保管の手順は、クリーニング後、適量な防虫剤・乾燥剤を入れて、裏側にして巻いていきます。その後、紐などで結んで、紙や布で包装します。保管場所は直射日光が当たらない湿気の少ない場所がベストです。長期間の保管をする場合は、毎年、防虫剤・乾燥剤の交換をしてください。

有名産地

 ペルシャ絨毯は、昔からペルシャのどんな小さな村でも生産されており、産地によって、色合、デザイン、染め方などが豊富です。日本の面積の4.5倍の大きさを持つ広大な土地では、産地の数だけでも大変な量で、限られたスペースでは語り尽すことが出来ません。
 ここでは、世界的に見て、主として有名な産地に注目し、ご紹介いたします。
 産地について、詳しくはこちら

結び方

ペルシャ絨毯を手織で織ってゆく過程には、結び目を作りますが、この結び方も手作業です。結び目は、その密度と細かさで、絨毯の質が判断できますので、1cuあたりの結び目が多いほど、織りが細かく、品質が高いということになります。通常、結び方の種類には2種類ありますので、ご紹介いたします。
ペルシャ絨毯の結び方について詳しくはこちら

染色

染色作業は、「この色が無ければこのデザインもない」と言われる程、極めて重要です。染色の技法は、責任者が所有し、厳重に保管され、世代から世代へと受け継ぐ門外不出の家宝の様なものなのです。色に色を、調合に調合を重ね、幅広い色彩を生んで来ました。
使われる天然染料の材料は、植物の根・花・葉・果実・樹皮、鉱物、動物等です。人工染料に比べ天然染料は、均一に着色するのに優れ、変色しません。
天然染料のについて詳しくはこちら。 

デザイン

ペルシャ絨毯のデザインは、産地・工房によって異なり、その模様から産地・製作者が判ります。デザインは、全て1点もので一つとして同じ物はありませんが、同じ産地で作られたものは、自然と似通ったデザインになる傾向があります。
 ここでは、代表的な7つのデザインをご紹介しましょう。詳しくはこちら

ペルシャ絨毯のサイズ

サイズは色々。
こちらをごらんください。

メンテナンス

ペルシャ絨毯・キリムは、靴を履いたままで、家の中ですごす欧米式生活様式にも耐えられる作りですが、玄関で履物を脱いで生活するような日本の生活様式ですと、想像するほど、痛んだり汚れたりはしないものです。ただ、日頃からのお手入れによって、何代にも受け継ぐことができるほど長持ちします。ペルシャ絨毯・キリムのクリーニング・メンテナンスについて、詳しくはこちら